日本政策金融公庫は飲食店への融資が多いように思うのですが

日本食糧新聞によりますと、日本政策金融公庫が、薬膳料理店などを経営する追立(守口市)に企業活力強化資金を適用し、融資契約を行ったとそうです。追立は今年11月に、ららぽーとEXPOCITYのフードコートにチャーハンスタジアム追立を出店するそうです。
日本政策金融公庫は飲食店への融資が多いように思うのですが、それは飲食店の事業を公庫の担当者が理解しやすいからだと思うのです。
製造業や販売業の場合、とりわけ目新しいビジネスについては公庫の審査が厳しいというよりも前例がなく評価ができないから融資しないという判断に傾くのは否めません。
そういえば日本の開業率は諸外国よりも低いと言われつつも、飲食店のレベルは世界一高いと評価されています。ミシュランもそんなこと言ってましたね。
もしかすると、飲食店は事業で成功したオーナーが個人でエクイティ参加もするち、公庫も融資するから実力のあるシェフが自分のお店を出して思い通りに勝負できる環境が日本にあるからなのかもしれません。
そうすると、日本の飲食業界は活況ですなどと言ってる場合ではなく、製造業や販売業についても公庫が審査能力を高めて、良い事業には融資をしていかなければ、日本経済全体が沈んでいきます。
公庫には今後ますます期待したいものです。