国民生活金融公庫は返済期間が長いんです

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短期借入れはいつもドキドキですよ〜

銀行からの借入れは、通常1年以内に期限の到来する短期借入れとなります。
信用保証協会の保証があれば融資期間が10年以内といった長期の借入れが可能ですが、銀行がリスクをとって貸付ける場合は、融資期間が1年以内となるのが一般的です。
期限が到来すれば一旦は返済しなければなりませんが、運転資金は継続して必要となるものですから、再度銀行から同額を借りることが必要になります。
このように、銀行からの借入れによった場合は、短期借入れを借り換えで転がして行くことになります。
会社の業績が安定していれば、このような銀行からの短期借入れでも問題ありません。
しかし、一旦業績が落ち込むと銀行は借り換えに難色を示します。
本当はそのような時にこそお金を借りたいものですが、銀行はそれを許してくれません。
「雨の日に傘を取り上げる」といわれる所以です。
短期借入れは銀行にとって都合の良い制度です。
なぜなら、融資先の業績が落ち込んで、回収が難しそうだということになれば、さっさと手を引くことができるからです。
つまり、銀行からの借入れが短期借入れになっているのは、すべて銀行の都合なのです。借りる側にとっては長期借入れが有利なのは明らかです。
中小零細企業の味方である国民生活金融公庫は普通貸付の場合でも5年間貸してくれます。これなら徐々に返済をしていくことができますので、資金繰りは非常に安定します。
銀行のように、業績が悪化したのですぐに全額返してくださいなどということはありません。
この点でも国民生活金融公庫は借り手の立場を理解してくれるありがたい金融機関なのです。

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我々には守秘義務があるため、事実を一部修正して掲載しています。
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国民生活金融公庫と信用保証協会から始める経営術
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(奥村佳史 著、生活情報センター 刊)