推薦をもらうのは難しいのか?

推薦をもらうのは難しいのか?

誰でももらえるんなら推薦の意味ないですよね?

先日に引き続き経営指導とマル経融資のおはなしです。
商工会議所の経営指導を受けたとして、マル経融資を受けるための推薦は簡単にもらえるものなのでしょうか?
ハードルは高いの?
気になりますね。
結論としては、融資を受けても十分返済できると客観的に判断される会社にとっては、推薦は簡単にえられるものですし、そうでない会社にとっては難しいものだということになります。
推薦がもらえるかどうかの判断材料としては、やはり決算書が最も重要になります。何しろ無担保・無保証人での融資にあたっての推薦をするのですから、業績が順調で財政状態も良好でなくてはなりません。
決算書が良ければ、通常推薦まで6ヶ月間の経営指導を受けることが必要とされていますが、その期間が短縮され、4ヶ月程度でも推薦をもらえる場合があります。
推薦をもらえるかどうかは、経営指導員から話を聞けば大体のところは教えてもらえます。実際には、経営指導員が推薦を受けられると判断した会社を、月に一度開かれる審査会にかけます。審査会では委員の審査を受けることになります。経営指導員も審査会で推薦をもらえないと思うような会社については、初めから審査に回しませんので、経営指導員が審査会に回してくれれば、ほとんどの会社が推薦をもらっているようです。
このように、商工会議所等の推薦をもらうことはそれほど難しいことではないのです。
注意しないといけないのは、国民生活金融公庫が嫌う延滞などの事故があれば推薦をもらうのは難しいという点です。親戚が国民生活金融公庫からお金を借りる際に連帯保証人になったある社長さんは、親戚が国民生活金融公庫への返済をキチンとしていないために、推薦がもらえないままでいます。商工会議所としては、過去に問題が生じている方についてはどうしても推薦しにくくなるのは当然のことですね。
====================
http://www.okumurayoshifumi.com/kokumin/001.html
鹿児島の税理士
http://sapporo-ambitious.okumurayoshifumi.net/