赤字だと借りられないの?

赤字だと借りられないの?

赤字でも借りられるんですよ
ところで、鈴木さんの場合、実はもう一つ問題があったんです。
それは、計算してみると昨年の決算では赤字になっているという点です。
そう、赤字です。
なんて寂しい響きなんでしょうか!

普通の銀行ですと、赤字の事業者には融資をしません。
最近は、将来性のある事業者さんに対して、少額であれば赤字でも融資をしてくれるような商品が出てきましたが(たとえばビジネスローンですね)、一般的ではありません。
しかも、銀行は「自己査定」といって、毎年貸付先の決算書を基に、債権の分類をします。このとき、赤字の会社は「要注意先」といって「正常先」よりもワンランク下の区分に入れられます。そして、「要注意先」に対する債権は一部が回収できないと見込んで損失を計上するような処理が求められます。ですから、はじめから要注意先に該当するような赤字の事業者に対してはお金を貸したがらないのです。

しかし、国民生活金融公庫であれば、赤字の事業者であっても融資の相談には乗ってもらえます。
赤字であることは当然国民生活金融公庫でも問題視されます。窓口の担当者からは「ひっかかりますねー」などとコメントが付くでしょう。
しかし、赤字だから100%融資を受けられないということはありません。少なくとも、一般の銀行よりは貸してもらえる確率は高いのです。
特に、赤字の原因が把握できていて、今後は赤字を解消する見込みが立っているような場合には融資を受けられる確率がグンと高くなります。

====================
借りられる赤字と借りられない赤字があります。
「赤字なんですけど、どうすればいいですか?」といったご質問にお答えしています。
まずは資料をご郵送ください。
下記サイトにある連絡先へ郵便か宅配便で決算書・税務申告書・勘定内訳書を過去3年分、それから計画している事業の概要をお送り下さい。
無料で診断させていただいています。
http://www.okumurayoshifumi.com/contactus/contactus.html
====================
我々には守秘義務があるため、事実を一部修正して掲載しています。
借り入れについてのご相談などで、お急ぎの場合は、行政書士の渡邉徳人先生のサイトを通じて研究・ご相談なさることをおすすめします。渡邉先生のサイトは、現在公開されている国民生活金融公庫活用法については最も内容が充実していると思います。
http://www.1-kigyou.com/yusi.htm
====================
資金調達の入門書としては、一番のオススメです。
国民生活金融公庫と信用保証協会から始める経営術
国民生活金融公庫と信用保証協会から始める経営術
(奥村佳史 著、生活情報センター 刊)